2006年12月

2006年12月30日

ネット競売で品送らぬ女の破産申請、債務免責認めず

インターネットオークションに電化製品などを出品し、総額約2300万円を受け取りながら商品を送らず、自己破産を申し立てた北九州市の女性について、福岡地裁小倉支部が「取引自体に詐欺的要素がある」として債務の免責を認めない決定をしていたことがわかった。
ネット上での売買が広がるなか、その危険な一面を裁判所が指摘した形で、落札者らは「女性の責任を追及する」としている。
女性は、ヤフー・オークションにパソコンやデジタルカメラなどを市価より安く出品。当初は落札者に商品を送ったが滞るようになった。
12月30日 読売新聞



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2006年12月28日

戸籍記載ミス、「出生」が「死亡」に 市相手に損賠提訴

長男の出生届を提出した際、戸籍に「死亡」と誤記され精神的苦痛を受けたとして、奈良市内の両親と高校1年の長男が27日、同市を相手に100万円の損害賠償を求める訴えを奈良地裁に起こした。

90年、父親が長男の出生届を出した際、担当職員が戸籍に誤って「死亡」と記載した。上司も確認を怠った。02年1月、両親が戸籍を確認したところ、「奈良市で死亡」となっていた。市は新しい戸籍に作り替えたが、「再製」と書かれたことに両親が反発。当時の市民部長らが連名で「2、3年で戸籍は電算化し、再製の文字は消える」との約束文を両親に渡したが、そのまま放置されたという。戸籍の電算化は実現せず、不審に思った両親が今年5月に同市役所を訪れミスが発覚した。
12月27日毎日新聞

security_taisaku at 06:49|この記事のURL個人情報 | 裁判

2006年12月23日

労災補償共済、遺族に4000万円渡らず 自社運転資金に

厚生労働、国土交通両省所管の公益法人建設業福祉共済団が、労災事故の被害者補償のため行っている共済事業(法定外労災補償)を巡り、沖縄県の建設会社が受領した共済金4000万円を、事故で死亡した男性の遺族に渡さず、自社の運転資金に充てていたことが分かった。遺族は引き渡しを求めて民事裁判を起こしたが、共済規約に被害者側への交付を義務づける規定がないことなどから請求を棄却された。両省は制度に問題がなかったか調査に乗り出した。

遺族が那覇地裁沖縄支部に起こした訴訟の判決によると、共済加入の建設会社が受注した沖縄市内の公共工事現場で働いていた孫請け会社の男性は、2002年12月に作業事故で死亡。建設会社は受領した共済金全額を遺族に渡さず運転資金に使った。共済団は遺族へ引き渡すかどうかを会社に確認せず、両省もこうした事態を防ぐ指導をしていなかった。

12月23日 毎日新聞

security_taisaku at 19:53|この記事のURL労働災害 

2006年12月19日

取引履歴虚偽、カード客6人が丸井を提訴

百貨店、丸井のカードキャッシング利用者6人が「過払い金の有無を確認するため取引履歴の開示を求めたところ、虚偽の履歴を示され精神的苦痛を受けた」として、丸井を相手取り、1人40万円の慰謝料などを求めて18日、東京地裁に提訴した。

訴状によると、6人は83〜90年の間にキャッシングの利用を始めた。最近になり、過払いの疑いがあるとして取引履歴の開示を求めたが、同社は「10年以上前の分は捨てた」と応じなかった。原告側が、過払いの有無の確認のため民事調停を申し立てるなどしたところ、実際には約5万円返済したのに4000円しか返済されていないなどと虚偽が記載された「計算書」を同社が提出したという。

計算書について原告側は「過払い分の返還を少しでも減らそうという不当な行為」と指摘。慰謝料に加え、独自に算出した過払い金の返還も求めている。

12月18日 毎日新聞



security_taisaku at 20:28|この記事のURL裁判 

2006年12月15日

住民票不正入手の巡査部長を逮捕、神奈川県警

神奈川県警茅ヶ崎署の巡査部長が捜査と偽って交際相手だった女性の戸籍謄本や住民票を不正に入手していた事件で、神奈川県警は巡査部長を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕する。
巡査部長は住民票を入手後、女性に、住所は分かっている、と復縁を迫っており、ストーカー規制法違反容疑でも追及する。
読売新聞 12月15日


security_taisaku at 06:21|この記事のURL個人情報 

2006年12月14日

4700万円の賠償命令確定、最高裁

悪性中皮腫で死亡した男性の妻ら遺族3人が、職場でアスベストを吸引したのが原因として、勤務していた関西保温工業(大阪市)に8800万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は14日、会社側の上告を受理しない決定をした。計約4700万円の賠償を命じた2審東京高裁判決が確定した。 
時事通信 12月14日


security_taisaku at 19:30|この記事のURLアスベスト 

2006年12月13日

偽装請負、金属系労組が雇用不安への対応要請

実際は派遣先の指示を受ける派遣労働者なのに、指示を受けない請負労働を装って働かせる「偽装請負」問題で、金属機械などの労組JMIUは13日、偽装請負解消を理由に解雇されるなどの雇用不安が広がっているとして厚労省に対応を求めた。偽装請負解消での契約解除の際、希望者は直接雇用するよう指導するなど。
毎日新聞 12月13日


security_taisaku at 23:50|この記事のURL労働災害 | 労働環境

2006年12月08日

下請け社員、挟まれ死亡、新日鉄でまた事故

愛知県東海市の新日鉄名古屋製鉄所で、下請け会社の社員がベルトコンベヤーに挟まれ、病院に運ばれたが死亡した。
同僚2人とともに、鉄鉱石などを高炉に運ぶベルトコンベヤーを点検していた。ローラーとベルトの間に入って点検中、突然機械が動きだし、ローラーに体を挟まれたという。同製鉄所では8月にも、別のベルトコンベヤーを点検していた下請け会社の社員が機械に挟まれ死亡した。 
(時事通信) 12月8日

security_taisaku at 22:34|この記事のURL労働災害 

パンチラ写真無断掲載、出版社に110万賠償命令

月刊誌に下着が写った写真や名前を掲載され名誉を傷付けられたとして、都内の女性が発行元と同誌編集長らを相手取り1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が7日、東京地裁であった。
裁判長は「女性の同意がないまま掲載し、プライバシーを侵害した」と述べ、同社側に110万円の支払いと謝罪文の掲載を命じた。問題の写真は、女性がアルバイトとして参加したイベント会場で、下着が見えている姿を撮影したもので掲載された。
(読売新聞) 12月7日

security_taisaku at 22:31|この記事のURL個人情報 

2006年12月04日

女性の戸籍など私用で不正入手、巡査部長、捜査と偽る

神奈川県警の巡査部長が「捜査関係事項照会書」を悪用し、交際していた女性の戸籍謄本などを不正入手していたことが分かった。「女性と連絡が取れなくなった。よりを戻したかった」と話しており、県警は虚偽有印公文書作成などの疑いで立件する方針。
(時事通信) 12月4日

security_taisaku at 19:39|この記事のURL個人情報 
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