2008年01月
2008年01月19日
元三菱自社長ら有罪判決「自覚欠け無責任」−クラッチ欠陥、業過致死・横浜地裁
山口県で2002年、三菱自動車製大型トラックが、クラッチ系統部品の欠陥から暴走し、運転手が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元社長ら4人に対する判決が16日、横浜地裁であった。裁判長は、当時の同被告について「自覚に欠けた無責任な態度」と指摘、禁固3年、執行猶予5年(求刑禁固3年)とするなど、全員に有罪判決を言い渡した。
三菱車の欠陥をめぐる3件の刑事裁判で、最後の一審判決。安全をおろそかにしたトップの責任を重く見る判断となった。無罪を主張していた4人は控訴した。
このほか、元副社長の被告が禁固3年、執行猶予5年(求刑禁固3年)。元三菱ふそうトラック・バス会長は禁固2年、執行猶予3年(同2年6月)。元三菱自品質・技術本部副本部長の被告は禁固2年6月、執行猶予4年(同2年6月)。
裁判長は被告について、同部品の欠陥自体は「知らなかった」としつつ、長年にわたる不具合情報の二重管理(クレーム隠し)や指示改修(ヤミ改修)を熟知し「将来、死傷事故が起きることを容易に予見できたのに放置した」と指摘した。
1月16日 時事通信
三菱車の欠陥をめぐる3件の刑事裁判で、最後の一審判決。安全をおろそかにしたトップの責任を重く見る判断となった。無罪を主張していた4人は控訴した。
このほか、元副社長の被告が禁固3年、執行猶予5年(求刑禁固3年)。元三菱ふそうトラック・バス会長は禁固2年、執行猶予3年(同2年6月)。元三菱自品質・技術本部副本部長の被告は禁固2年6月、執行猶予4年(同2年6月)。
裁判長は被告について、同部品の欠陥自体は「知らなかった」としつつ、長年にわたる不具合情報の二重管理(クレーム隠し)や指示改修(ヤミ改修)を熟知し「将来、死傷事故が起きることを容易に予見できたのに放置した」と指摘した。
1月16日 時事通信