2008年10月

2008年10月27日

岐阜のアスベスト工場付近 肺がん死、平均の3倍 大阪府調査

アスベスト(石綿)製品を製造していたニチアス羽島工場(岐阜県羽島市)の周辺住民の肺がんによる死亡率が、最大で全国平均の約3倍にのぼることが27日、大阪府立公衆衛生研究所の調査でわかった。研究所によると石綿製品の工場周辺住民の肺がんに関する疫学調査は国内初といい、熊谷信二生活環境部長は「周辺住民が石綿を吸うことで肺がんを発症するリスクが高まることが立証された」としている。

調査は地元自治体の協力を得て、工場周辺の577家族中、502家族1907人を対象に実施。風向きや日照時間の記録などを参考に工場周辺を4つの濃度レベル地域に分け、平成4〜19年までの住民の死因などを調べた。

その結果、最も高濃度と算出された工場南東方向の地域では、仕事で石綿を吸った可能性がある人を除いても8人の男性が肺がんで死亡したことが判明。この地域に住む男性は234人で、全国平均では2・72人の死者が出ると計算され、同地域では約3倍の死者が出たことになる。

10月27日 産経新聞


security_taisaku at 19:43|この記事のURLアスベスト 

2008年10月26日

ジクロルボス

農薬として開発され、日本を含む各国で広く用いられている。揮散性が高く即効性があり、また残効性が低い。

物性
純品は無色の結晶。熱に対する安定性が高く、燃焼させるのは困難。水への溶解性も低く、多くの有機溶剤に可溶。アルカリ性の水溶液で加水分解する。鉄への腐食性がある。

各国で野菜、果樹、穀物、綿花、タバコ、茶、桑、キノコなど、多岐にわたる作物の、多種の害虫防除に用いられている。多くは40〜80%の成分を含む乳剤として販売され、用途に応じて100倍から1500倍程度に希釈して散布する。また、燻煙剤、燻蒸剤もある。農薬としてのジクロルボス製剤の散布方法について、日本では、作物及び栽培方法別に剤型、使用方法、使用期間、使用回数などの安全使用基準が定められている。例えば、ブドウは乳剤の散布または燻煙剤の燻煙に限り、収穫の3日前までしか使わない、アスパラガスでは乳剤の散布を収穫前日までしか使わない、などである。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

security_taisaku at 07:48|この記事のURL農薬 

パラジクロロベンゼン

衣服を食い荒らす虫、カビなどを忌避するための防虫剤や、トイレ、ゴミの容器などの消臭剤として用いられる。防虫剤として、日本語圏ではパラゾールやネオパラエース、英語圏ではParamoth、Para crystals、Paracideなどの商品名で知られている。日本の中学校では、理科(第1分野)の融点の実験に用いられることがある。

健康被害と対策

防虫剤などのパラジクロロベンゼン製剤は、通常の使用の範囲ではヒトへの健康被害の根拠は示されていないが、高濃度では害を及ぼす可能性がある。家庭での非常に高濃度のp-DCBの使用は、目眩、頭痛、肝臓障害を起こす。一部の症例では、含有製品を数ヶ月から数年にわたり使用していた。


子供は大人よりもこの物質にさらされるリスクが高く、家庭の防虫剤、トイレの消臭剤の誤飲などの危険がそれである。子供に対する同物質の影響についての詳細は乏しいが、恐らく大人と同様の影響だと思われる。 p-DCBを含む製品を皮膚に接触させたりしないように注意する。防虫剤、トイレの消臭剤等は幼児の手の届かない所に保存する。家庭用の化学製品は専用の容器の保存する。特に子供が飲食物と誤解しやすい容器(ペットボトルなど)には保存しないべきである。万一、誤食があった場合は、病院に行くこと。よく有毒物質を飲んだとき牛乳を飲ませる応急処置をするが、p-DCBの場合は牛乳を飲ませてはいけない。p-DCBは脂溶性のため体内に吸収され易くなってしまい危険である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


security_taisaku at 07:46|この記事のURL農薬 

2008年10月23日

セルフガソリンスタンド火災で男を書類送検、消防法違反、客には初適用−兵庫県警

セルフガソリンスタンドで携行缶に直接注油してはいけないと知りながら、ガソリンを入れ、火災を発生させたとして、兵庫県警生活環境課などは23日、消防法違反容疑で神戸市に住む男を神戸地検に書類送検した。客の引火に対し、消防法を適用して送検するのは全国初という。

10月23日 時事通信

security_taisaku at 18:57|この記事のURL事故 | 防災

2008年10月17日

県公安委の裁定取り消す−犯罪被害給付金、不支給認めず−男児水死、上級生が命令

神戸市のため池で2001年、男児=当時(7)=が死亡したのは、上級生が池に入るよう命じたのが原因として、両親が兵庫県公安委員会に犯罪被害者等給付金の支給を求めた訴訟の判決で、神戸地裁は16日、支給を認めなかった県公安委の裁定を取り消した。 
10月16日 時事通信



security_taisaku at 00:42|この記事のURL裁判 

2008年10月14日

労災事故、男性作業員が石炭庫に転落、札幌

札幌市の北海道熱供給公社の建物内で12日夜、男性作業員が石炭庫に落ち、13日未明に発見されたが死亡が確認された。
現場は高温水を製造する石炭ボイラー上部に設置された石炭庫。石炭庫は、貯蔵された石炭が自動的に下のボイラー室に送り込まれるシステムで、京極さんは石炭庫とボイラー室をつなぐパイプ内で発見された。死因は全身やけどだった。
10月13日毎日新聞

security_taisaku at 06:13|この記事のURL労働環境 | 労働災害
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