2012年07月
2012年07月14日
ストリートビュー訴訟、プライバシー侵害認めず、福岡高裁
インターネット検索大手グーグルのサービス、ストリートビューで、ベランダに干した下着の画像を公開されたとして、福岡県の20代女性が同社に慰謝料など60万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡高裁は13日、女性の請求を退けた1審・福岡地裁判決を支持し、控訴を棄却した。
裁判長は「ベランダの物は判然とせず、プライバシーが侵害されたとは認められない」と述べた。
また裁判長は、プライバシー侵害となる撮影の対象について「人に知られると想定されていない私的な営みに関する事柄も、撮影によって生活上の平穏が乱される場合はプライバシー侵害」と指摘した。
判決によると、女性は10年3月ごろ、自宅ベランダに干した下着の画像があることに気づき「画像の公開で精神疾患が悪化した」として提訴していた。
毎日新聞 2012年7月13日
裁判長は「ベランダの物は判然とせず、プライバシーが侵害されたとは認められない」と述べた。
また裁判長は、プライバシー侵害となる撮影の対象について「人に知られると想定されていない私的な営みに関する事柄も、撮影によって生活上の平穏が乱される場合はプライバシー侵害」と指摘した。
判決によると、女性は10年3月ごろ、自宅ベランダに干した下着の画像があることに気づき「画像の公開で精神疾患が悪化した」として提訴していた。
毎日新聞 2012年7月13日