2019年09月

2019年09月12日

自殺した男性職員の遺族 時間外労働が月183時間・過労原因と労災申請へ 山形・川西町

3年前に自殺した山形県川西町の男性職員の遺族が「自殺は過労によるもの」として公務労災を申請する準備を進めていることが分かった。加えて遺族は町に対し、第三者委員会を設置し労働実態を調べてほしいと求めている。

2016年6月に自殺したのは、川西町役場に勤務していた20代の男性職員。男性職員は大学卒業後、2014年4月に企画財政課に配属され、予算編成や決算、ふるさと納税などの財政業務を担当していた。

遺族は11日に弁護士と共に会見を開き、男性職員は自殺直前の30日間の時間外労働が183時間に及び、厚生労働省が示す過労死ラインの月100時間を大きく超えていたと主張した。


2019/9/11さくらんぼテレビ

security_taisaku at 20:00|この記事のURL労働災害 

建設現場、6割が法規違反 労働局、245カ所に是正指導 東京

来年開かれる東京五輪・パラリンピックの関連施設の工事が急ピッチで進められている中、東京労働局が6月に都内の建設現場を一斉に監督指導したところ、381カ所中245カ所(64%)の現場で法規則違反があったことが、今月公表された調査結果で分かった。労働局はその場で是正指導したが、重篤な災害につながる違反は193カ所あり、そのうち48カ所に対し、作業停止命令などの行政処分を実施した。

労働局によると、202カ所では、労働安全衛生法に基づいて、元請け業者が下請け業者に対しなすべき災害防止措置を怠っていた。193カ所では、労働安全衛生規則に基づいて、高所作業のための作業床や足場の手すりなどを設置していなかった。

このほか、研磨作業の際に防塵(ぼうじん)マスクを使っていなかったり、建設機械付近への立ち入り禁止措置を取っていなかったりしていたことが確認された。

都内では今年7月末時点で、建設や土木で8人が死亡し、5人が墜落や転落だった。労働災害は計549人で、前年同期比3・6%増えている。

労働局は「死亡災害の撲滅をはじめ、労働者の安全確保のための措置の実施を業者に指導していく」としている。


2019/9/12産経新聞


security_taisaku at 19:59|この記事のURL労働災害 
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