2018年01月21日

車販売店長自殺訴訟が和解 会社、過労認め謝罪

ホンダの子会社「ホンダカーズ千葉」の自動車販売店店長だった男性=当時(48)=がうつ病になり自殺したのは長時間労働などが原因だったとして、遺族が同社に未払いの賃金や残業代、損害賠償など計約1億3500万円を支払うよう求めた訴訟は17日、千葉地裁で和解が成立した。

同社が自殺の原因が過労であることや懲戒解雇の無効、安全配慮義務違反を認め、謝罪して解決金を払う。額は非公表。原告側の代理人弁護士が、和解成立後に記者会見し明らかにした。

男性については千葉労働基準監督署が昨年6月、日々の長時間労働や部下の残業時間を減らそうと仕事を自宅に持ち帰ったことが、自殺の原因などとして労災認定していた。

弁護士らによると、男性は15年3月に開店した千葉市内の販売店の店長に就任。持ち帰りの仕事を除いた残業が最大で月87時間、17日連続勤務など長時間労働を強いられ、同6月に出勤せずに行方が分からなくなり、約2カ月後にうつ病と診断されて懲戒解雇され、16年12月に自殺した。


2018/1/18千葉日報

security_taisaku at 13:38│労働災害 
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