子ども

2015年07月23日

<成年後見>着服事件相次ぐ 弁護士にも監督人

認知症や障害などで判断能力が十分ではない人の成年後見人に選ばれた弁護士が財産を着服する事件が相次ぎ、東京家裁は弁護士の不正をチェックするために別の弁護士を「後見監督人」に選任する運用を新たに始めた。家裁は再発防止に厳しい姿勢で臨む考えだが、弁護士が弁護士の仕事に目を光らせる仕組みに、弁護士会からは「弁護士が信用されていない」と反発の声も出ている。

弁護士や司法書士ら、親族以外の専門職が成年後見人に選任される割合は増加傾向にあり、弁護士の選任は2014年は全体の約20%に上った。

家裁は後見人から定期的に提出される報告書を通じて業務をチェックしている。12年には、精神疾患のある女性の後見人をしていた東京弁護士会の元副会長が期限までに報告書を提出しなかったため調査したところ、女性の財産に多額の使途不明金が発覚。元副会長が着服を認めたため後見人を解任した。元副会長は翌13年、東京地検に業務上横領容疑で逮捕され、着服額は総額約4200万円に上った。

弁護士による同様の問題は各地で繰り返されている。最高裁によると、弁護士や司法書士ら専門職による着服などの不正は、調査を始めた10年6月から14年末までに全国で少なくとも62件、約11億2000万円に上る。今年も認知症女性の後見人をしていた東京の元弁護士が逮捕され、1億円以上を着服した疑いがもたれている。

こうした事態に、東京家裁は昨年末から、弁護士の後見人が一定額以上の財産を預かる場合には、後見監督人として別の弁護士を付ける運用を独自に始めた。後見監督人は、後見人から事務報告を受けたり、後見人の財産調査に立ち会ったりして監督する仕組みだ。


毎日新聞 2015年7月23日

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2014年04月27日

津家裁逆送の少年を起訴、殺意認定は困難と判断

三重県朝日町で昨年8月、同県四日市市の中学3年の女子生徒(当時15歳)の遺体が見つかった事件で、津地検は25日、津家裁から検察官送致(逆送)された当時高校3年の少年(18)を強制わいせつ致死と窃盗の罪で津地裁に起訴した。
津地検は逆送後の調べで、犯行時の少年に殺意があったとの認定は困難と判断した。

起訴状では、少年は昨年8月25日午後11時頃、同町の空き地で、女子生徒を乱暴しようと鼻や口を手で塞ぐなどして窒息死させた上、財布から現金約6000円を盗んだとされる。

少年は先月2日、強盗殺人容疑などで逮捕されたが、津家裁は今月18日の少年審判で、非行事実を強制わいせつ致死と窃盗と認定して逆送していた。

津地検は「証拠を総合的に判断したが、未必の故意を含めて殺意を認めるだけの証拠はなかった」と述べた。

少年裁判は裁判員裁判で行われる予定。

読売新聞 2014年4月25日

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2013年05月19日

ネットに実名挙げ「うざい」は侮辱罪…文科省

文部科学省は17日、早期に警察に通報すべきいじめの具体例をまとめ、都道府県と政令市の教育委員会などに通知したと発表した。

大津市でいじめを受けた中学2年の男子生徒が自殺したことを受け、同省では学校と警察との連携強化を求めていたが、いじめと犯罪行為との線引きをめぐり、学校現場に戸惑いが広がっていたため、具体例を示して早期の対応を促した。

通知では、いじめの中に「犯罪行為として取り扱われるべき事案が含まれる」と明記。具体例として、「殴る蹴る」が刑法上の暴行罪にあたるとしているほか、「断れば危害を加えると脅し、汚物を口に入れさせる」(強要罪)、「自転車を故意に破損させる」(器物損壊罪)などと示した。

子どもの間で目立つインターネットによるいじめについても詳しく解説。「学校に来たら危害を加えると脅すメールを送る」(脅迫罪)、「サイトに実名を挙げ、『万引きをしていた』『気持ち悪い』『うざい』などと悪口を書く」(名誉毀損(きそん)罪、侮辱罪)などの事例を挙げた。

同省はこの通知に合わせ、12年度のいじめの実態調査も依頼。今回から新たに、警察への相談・通報件数や連携状況などの報告を求めた。

読売新聞 2013年5月17日

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2010年05月12日

閉じ込めなどトラブル多発、自動車の電子キー

国民生活センターは12日、鍵を出さずに自動車のドアを解錠・施錠できる電子キーについて、「勝手に施錠されて子どもが閉じ込められた」などのトラブルが、2005〜09年度で計46件発生したと発表した。

電子キーは車体側と無線通信をすることで、鍵を差し込まずにドアの解錠・施錠やエンジンの始動ができる。センターによると、1999年以降、国内自動車メーカー8社、計149車種に電子キーが装備されている。中にはエンジン停止状態で電子キーの電池が切れると、自動的に施錠する車種があった。

トラブルのあった46件中、人が閉じ込められた事例は9件。例えば、栃木県の40代女性は昨年11月、電子キーを車内に置いて車外に出たところ、誤作動でロックされ、子どもが車内に閉じ込められた。

5月12日 読売新聞

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2009年02月03日

ピンポンダッシュを立件、18歳を送検、京都府警

他人の家のインターホンを押して逃げるピンポンダッシュを繰り返し行ったとして、京都府警は3日、府迷惑行為防止条例違反容疑で京都市内の少年を書類送検した。
府警によると、ピンポンダッシュの立件は珍しく、府内では初めて。府警は「被害者の日常生活が脅かされ、住居の平穏が害されたと判断した」と話している。
 

2月3日 時事通信

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2008年12月22日

2歳男児、ゲーム機のコイン返却口で人さし指切断

21日午後2時頃、奈良県香芝市の衣料雑貨店のゲームコーナーで、家族と来ていた男児がゲーム機のコイン返却口に左手人さし指を挟み、第1関節から先を切断した。
男児は近くの病院で縫合手術を受けたが、約3か月のけが。

12月21日 読売新聞

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2007年01月06日

児童虐待、死者は5年間で231人

警察庁によると、親などによる虐待で死亡した子どもは05年末までの5年間で231人。最近は養育を放棄するネグレクトが深刻化している。超党派の国会議員は昨秋、勉強会を発足させ、児童相談所による早期の立ち入り調査を促すため、児童虐待防止法改正の検討を始めた。
1月5日 毎日新聞

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