虐待

2015年09月27日

職員4人、虐待認める 川崎の老人ホーム、市が2度目の監査

川崎市は25日、入居者3人が転落死した同市幸区の介護付き有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」に立ち入り、高齢者虐待防止法と介護保険法に基づく2度目の監査を実施した。

市職員6人が施設に入り、運営会社の担当者らから、職員による入所者への虐待や窃盗事件を中心に聴取するとともに、現場を確認した。10月6日にも監査を行う。

一方、施設側は25日、今年6月に家族からの訴えで発覚した女性入所者(86)に対する虐待について、市に再発防止策などを盛り込んだ改善計画を提出した。施設職員だけでなく管理者を含めた研修を実施するなどとしている。

また、監査に当たった同市高齢者事業推進課の関川真一課長によると、虐待に関わったとして謹慎処分を受けていた男性職員4人はいずれも虐待への関与を認め、このうち1人は25日付で施設側に懲戒解雇された。他の3人は自主退職の意思を示しているという。

産経新聞 2015年9月26日

security_taisaku at 13:07|この記事のURL

2013年11月11日

障害者虐待1505人、死亡3例 防止法施行後の半年間で 厚労省が全国集計

家族や福祉施設の職員らに虐待を受けた障害者が今年3月までの半年間で、計1505人に及ぶことが11日、厚生労働省のまとめで分かった。昨年10月の障害者虐待防止法の施行を受けて集計し、初めて被害実態が明らかになった。家族、施設ともに身体的虐待が多く、死亡も3例あった。厚労省は「深刻に受け止め、対策を徹底したい」としている。

厚労省は経営者や上司らによる職場での虐待の被害者が同期間中194人だったとの集計を別途6月に公表しており、被害者はあわせて約1700人に及ぶ。

集計では自治体に寄せられた通報数や調査の結果、虐待と判断した件数をまとめた。これによると、親や兄弟ら家族による虐待が1311件(通報数3260件)あり、被害者は1329人。福祉施設の職員による虐待は80件(同939件)で、被害者は176人だった。

虐待の種別は、殴るなどの身体的虐待が計836件で最多。暴言などの心理的虐待が計498件、障害年金を取り上げるなどの経済的虐待が計363件、性的虐待が計64件、日常の世話をしない「放棄・放置」も計284件あった。

死亡例はいずれも家庭内であり、殺人と致死事件が1件ずつ。心中事件で発覚したため1311件に含まれない死亡も1件あった。

自治体は虐待のあった家族から引き離すため、施設へ入所させるなどの対応を取ったが、調査に非協力的な家庭・施設もあり、虐待かどうか判断できなかったケースもあった。

産経新聞 2013年11月11日

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